大(Access)は小(Excel)を含む


このたびExcel本を出版することとなりました。
これでAccessの本とExcelの本を両方出版したことになります。

二つの本の内容で重なる部分はありません。
つまりAccessとExcelはしっかりとした住み分けがあるという
ことです。

Excelに向いている業務と、Accessの方が向いている業務。
内容は本を読んでもらうのが一番いいのですが、簡単に言うと
単純にデータを積み上げていく場合、難しく言うと、一行の
データにすべてまとまっている場合はExcelで管理した方が
集計分析という点までカバーすると圧倒的に有利です。

ただし、納品書伝票を思い浮かべてもらうとわかりますが、
一つの納品書NOに対して、その明細が2以上ある場合、もう
Excelで管理できません。ここは完全にAccessの出番です。

要は主となるコード(一般的に主キーといいます)に対して
それにぶら下がるデータが1つだけのときはExcelで管理し、
二つ以上のときはAccessで管理します。

ただし、得意先情報は得意先CDに対してそれにぶら下がる
データは1つだけですが、得意先情報はExcelで管理して、
納品書はAccessでというデータの分け方もあり得ません。

なぜならAccessの納品書を作成するのに得意先情報が必要
だからです。

大は小を含んでいくので、この場合得意先情報も単純なデータ
構造ですが、Accessでそのデータを使うので、Accessで管理する
という結論になります。

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