法人成りか個人事業主か?
我々税理士がよく訊かれる質問です。
最近私なりの答えを見つけました。
今までは、この所得金額なら個人のままでもいいですよ等々、納税額が安いとか、
個人ならとりあえずは社会保険に入らなくてもいいですよ、みたいな話をしてきましたが、
法人成りをする本当のメリットは、事業が失敗したときに出てきます。
それは法人が自己破産すれば、滞納した税金や社会保険料も消えてなくなります。
では個人事業主の場合はどうか?
個人が自己破産した場合、滞納した税金、社会保険料は免責になりません。
つまり事業を廃止しても滞納した税金と社会保険料は払い続けなければなりません。
では、もし不幸にも事業に失敗してしまっても、その後再起を図る場合
どちらが再起しやすいか?・・・自明の理です。
これが本当の法人成りのメリットです。