会社の機関の一つに取締役会というものがあります。
取締役会設置会社の場合は、形式だけでも取締役が3人以上
いて取締役会を組織します。
ここで大事になるのが、貴社の取締役会が機能しているかどうか?
ということです。
通常中小企業の社長は会社のすべてを一人で決めています。
でも一人で考えられることには限りがあります。
社長は営業、専務は財務、常務は人事といった具合に。
大会社は当然組織しています。
取締役会が機能したから大企業になったのか、
大企業になったから取締役会を組織したのか、
卵が先か鶏が先かの議論になりますが、それは置いておいて、
一人で考えるよりも3人で議論して結論を出した方が
いい結果につながる可能性も高いと思います。
一人で会社のすべてを切り盛りするより、会社が発展する
ように思えませんか?
三人寄れば文殊の知恵ともいいますし。
仮に信頼できる社員が二人いて、会社の行く末を腹を割って
話せるのであれば、その社員を取締役にして、経営を担って
もらう勇気が必要かもしれません。
株式さえ社長がしっかり押さえておけば、大丈夫です。
なぜ取締役会という組織が考え出されたのでしょうか?
いろいろあると思いますが、やはり思うことは
昔の学者さんは何も考えずに取締役会を考えたのではなくて
そうした方が会社にとっていいことだからその機関を設けたのでは
ないかと思います。
是非とも先人たちの知恵を拝借して、会社の発展に役立ててみてください。