我々の仕事はAIによって奪われると言われております。
士業の仕事はだいたいAIを脅威に感じているところがあると
思います。
特にFINTECで会計ソフトへの入力がなくなり、データを自動で
取り入れることができて大変便利です。
これは裏を返すと、入力担当者がいらなくなるということに繋がります。
でもこれは理想論で、実際経理は大変・面倒だから丸投げしますという
お客さんが結構いらっしゃるのも事実です。
それはそうですよね。社員がそんなにいない会社に専属の経理を置くこと
はできません。
だから私はAIをあまり脅威に感じていません。
そして何よりもその根拠となっているのは、税理士という仕事はお客さんと
顔を合わせてなんぼと思っているからです。
中小企業の経営者は本当に様々な問題を抱えています。
本当にケースバイケースです。これをAIに解決させることは
多分できないと思います。
そしてAIの一番の欠点は、
・空気を読めないこと
・間違った問いに対して正解をだすということ
相手が意図していることを先に読むことは、人間だからできることです。
そして正しい問いをするのは人間です。その問いが合っている、間違っている
と指摘できるのも人間です。
効率を求める仕事には確かにAIは便利です。
AIに任せるところは任せて、そうでないところに仕事をシフトしていく
準備は確かに必要だと思います。
結局は相手にどう自分という人間を気に入ってもらうのか
という自分磨きにAIの問題は収斂していくのではないでしょうか。