2018年の税制改正大綱が発表されました。
自社株式の納税猶予は、毎年要件が緩くなってきていますが、
正直使いづらいです。それよりも暦年贈与で処理してしまう
方が確実だと思います。
それに要件を満たさなくなった時に該当するのが恐ろしくて
進められないのが正直なところです。
財産が自社株だけであれば相当の節税効果がありますが、
それ以外にも預金やら固定資産を持っていたら、自社株
の納税猶予を受けても、相続税は結構な金額になります。
そういう資産家の場合は、強気の暦年贈与で解決したほうが
いいと思います。
所得税の増税については、やむを得ないかなと思います。
ただ所得が高い人が日本経済を動かしていると思うので、
そういった方々の労働意欲というか、起業意欲を削がない
ようにしてほしいです。
今回の所得税の増税は、その点では気を使ったのかなと
思います。
所得が高い人ばかりが増税になってばかりいるので、個人的
には低所得の人にも負担を求めてもやむを得ないと思うので
ぜひ財政健全化のためにも、消費税増税とセットで実施して
もらいたいです。
法人税については、給与を上げた場合の特別控除が用意されました。
ただ特別控除なので、税金を納めている会社にのみメリットがあります。
実際に利益を受ける中小企業は少ないと思われますが、
景気回復に一役買ってくれるのではないかと期待します。
たばこ税の増税も賛成です。
愛煙家の方々の中では、俺は余計に税金を納めていると豪語
される方もいるようですが、タバコ吸われる方は後々、
肺がん
肺気腫
咽頭癌
等々大きな病気にかなり高い確率でかかりここでの治療で
多大な税金の恩恵を受けるので、差し引きゼロになるようです。
要は将来の治療費の仮払いだと思います。
徐々にですが、増税路線が明確になってきたように感じます。
ただ現在の日本の財政と社会保障費の増大をみると仕方がない
のではないでしょうか。