運転資金が増えている陰に「消費税の預かり」があり


消費税の税率が上がって最近特に感じることは、
中間納税や確定申告時に消費税の納税をすると運転資金
が一気に減ってしまうということです。

特に半年・年に1回だけという会社さんは、
そんなに儲かっていないのに、預金が増えている場合
消費税の預かりが増えていることが大きな理由です。

もちろん消費税を納めても尚且つ資金が増えているならそれは
会社が順調に資金を増やしていることになります。

試算表を見たとき、税抜経理をしている場合、
流動資産に 「仮払消費税」
流動負債に 「仮受消費税」
という勘定科目があるはずです。

この、仮受消費税から仮払消費税を引いた差額がこれから税務署
に納める消費税
なので、これを預金からしっかり引いて管理しないと
決算時に納められないということにも成りかねません。

税込経理をしていると、今いくら預かり消費税があるのかはご自身
では判断できないので、税理士に確認してください。

できれば、前期の決算の年税額(決算時に納めた消費税ではありません!)
の1/12を運転資金と違う口座に積み立てることが必要だと
思います。

是非そうするようにお勧めいたします。

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