経営理念を忘れると・・


成人式の日に、衣装の業者が逃げてしまって新成人が晴着を
着れないという事件がありました。

これを見て思うことは、利益優先の企業はこういうことをして
しまうのだなあと思いました。

そもそも会社を起業した理念を忘れることがすべての転落の
始まりだと思います。
決して会社を興したときは、きっと燃えるような経営理念のもと
会社を経営していたことと思います。

沢山の人に、キレイな晴着を提供したい、そんなような思いです。

ただ残念ながら資金繰りが悪化して、目先の注文に目がくらみ
許容量以上の仕事を受けて、にっちもさっちもいかず逃げ出した
となると、起業した理念はお金の魔力の前に崩れ落ちてしまいました。

仮に許容量以上の注文を受けたとしても、ぎりぎりまでその注文
に応えようと、必死の思いで応対していれば、
誰かが救いの手を指し伸ばしたり、仮に赤字になっても信用という
大きな会社にとって目に見えない資産が入ってきます。

残念ながらこの会社の信用は地に落ちてもう、再起不能でしょう。

そして残された社員はこれから再就職となり、社員やその家族にも
つらい思いをこの経営者はさせてしまいました。

確かに世の中きれいごとだけでは済まされるほど、甘い世の中だと
は思いませんが、お金や利益の前に、やはり経営理念というものを
しっかり持つということを私自身肝に命じたいと思います。

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