社長が最低限知っておくべき数字


個人的な意見ですが、社長が経理を知る必要性はあまりないと
思っています。

でも最低限押さえておくべき数字はもちろんあります。
①売上高
②商品ごとの粗利率
③売掛金残高
④預金残高
この4つです。

①は会社を維持していくために最低限の売上金額があります。
それを超えているかどうかです。当たり前といえば当たり前ですが。。

②商品を売るにあたり、粗利率がどれくらいか予定していると思います。
その予定している粗利率が取れているかどうか?これは商品毎に確認する
必要があります。
商品ごとの粗利率を知ろうとすると、やはり商品ごとの販売数と売上高に
仕入単価が必要になります。

販売管理ソフトを使っていれば問題なく出てきます。そうでない場合は
何らかの方法で集計する必要があります。
③ ①と②で売った商品が、しっかり現金として回収されているかどうか
得意先ごとに確認する必要があります。ここで滞ってしまっては資金は
どんどん減ってしまいます。売上が増えていないのに売掛金が増えている
ようであれば、回収条件が悪化しています。速やかに得意先ごとの債権額
の推移を確認する必要があります。

④最後に預金残高。社長が見込んだ利益率で商品を売って、確実に回収して
いれば、まず預金残高が減ることはないと思います。もちろん借入金の返済
があれば、利益が出ても資金が減ることはあります。
最低限の必要資金の目安があると思います。そこを割り込まないように預金
残高を維持できているかチェックします。

①~③までしっかりできているのに④が減っているとなると、細かく試算表
や仕訳を確認する必要があります。

人件費(役員報酬を含め)は大きすぎないか?
把握していない支出がないか?
借入金の返済負担が大きすぎないか?
余計な経費がないか?
過剰な設備投資はしていないか?
設備の稼働率はどうか?
内部牽制は効いているか?
ありとあらゆるお金が減る要因をあたる必要があります。

まずは①~④を指標としてみてください。

PAGETOP